一生ものの歯のために歯科医の矯正治療
私は29歳から歯科矯正を受けました。歯科矯正というと10代の若い頃に受けるイメージがあるため、私のように30歳目前というのは治療を受ける年齢としては遅いほうだと思います。この年齢になっても矯正治療に踏み切ったきっかけは、歯並びの悪さからさまざまなトラブルが起きてこのままでは歯が全て抜け落ちてしまうと診断されたのがきっかけです。幸い年齢に関係なく歯の状態に問題なかったため、矯正治療を受けることにしたのです。とはいえ、治療に踏み切るまでには初診から2年ほどの年月がかかってしまいました。高額な治療になることと、矯正が終わるまで何年もかかることが足かせになっていたのです。しかし歯は一生もの、ここで思い切って治療に踏み切れば将来的に自分の歯で過ごすことができると考え治療を決意しました。たかが歯並び、されど歯並び、歯科治療には虫歯や歯周病だけでなくこうした矯正治療も存在するのです。あれから20年、矯正治療のための装置はとうにはずしたものの、歯科医師の勧めで最後のワイヤーだけは残しています。保定という状態らしてのですが、できるだけ歯が動かないようにしておくことが良いそうです。長丁場の治療でしたが、あの時決意して受けてよかったとしみじみ思っています。